マーケティングはコピーライティングよりも重要な理由 

アフィリエイトはコピーライティングが全てであるという意見があります。

 

しかし私は、マーケティングはコピーライティングよりも重要だと考えています。

 

その理由は、コピーライティングはマーケティングの一部だからです。

 

木を見て森を見ずということわざがあります。

 

マーケティングとコピーライティングとの関係で言えば、マーケティングは森であるのに対し、コピーライティングが木です。

 

コピーライティングばかりに意識が集中してしまうのは、まさに木を見て森を見ずという事になると思います。

 

以下では、マーケティングはコピーライティングよりも重要であるという私の主張の根拠を2つ提示します。

 

  1. 一つはマーケティング、コピーライティングのそれぞれの定義をウィキペディアを参考にして、論理的な説明の提示です。
  2. もう一つは、ダイレクトレスポンスマーケティングの目的からの理由となります。

コピーライティングとは?

コピーライティングの定義

コピーライティングの定義に関しては、日本語のウィキペディアではありませんでした。

 

そこで、英語版のウィキペディアから引用して、訳してみます。

(原文)

Copywriting is the act of writing text for the purpose of advertising or other forms of marketing. The product, called copy, is written content that aims to increase brand awareness and ultimately persuade a person or group to take a particular action.

(私訳)

コピーライティングは、宣伝や他のマーケティングの目的で文章を書く行為であり、コピーはブランドの認知度を高め、最終的に特定の行動を取るように人やグループを説得することを目的としている。

コピーライターの定義

さらに、コピーライティングを職業とするコピーライターの定義を日本語の版のウィキペディアから引用します。

コピーライター (copywriter) とは、商品や企業を宣伝するため、新聞・雑誌・ポスターなどのグラフィック広告、テレビCM、ラジオCM、ウェブサイトやバナー広告などに使用する文言(コピー)を書くことを職業とする人のこと。

以上から、コピーライティングとは文章を書いて、商品や企業を宣伝し、消費者に購買(セールス)や企業ブランド認知のための特定の行動をさせるという営業活動を指すと考える事ができます。

マーケティングとは?

マーケティングには一致した定義がない

マーケティングの定義には、色々な定義があり、一致した定義がありません。

 

日本語の版のウィキペディアから、その様々な定義を引用します。

アメリカ・マーケティング協会(2007年)

マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。

日本マーケティング協会(1990年)

「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」

フィリップ・コトラー

「マーケティングとは、製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス

ピーター・ドラッカー

セリング(単純なる販売活動)をなくすことである」

このようマーケティングとは、幾つかの活動を包括している総合的・全体的な概念であると言えそうです。

マーケティングとセールスの関係

そして、セールスはマーケティングのほんの一部にあたる行為 です。

 

日本語の版のウィキペディアから引用

マーケティングとは冒頭記述のように経営戦略とならぶ企業活動の中核にあたる一連の行為であり、セールスとはコミュニケーションの結果で購入を検討している顧客候補に対してクロージング(買う決断を手助けする、つまり売る)をするという「マーケティングのほんの一部にあたる行為」である。

 

以上からのウィキペディアからの情報をもとに考えると次のように言えます。

  • コピーライティングはセールスの際に活用する営業活動の一部である
  • マーケティングは営業活動を包括する概念である

 

従って、アフィリエイトはコピーが全てという考え方は、ビジネス全般の活動のほんの一部分にしか視野が定まっていない、視野狭窄のような思考状態にあると言えます。

 

これは、アフィリエイトというネットビジネスに携わる者として、あまりに偏った考え方だと思います。

 

以上が、マーケティングとコピーライティングの定義から考えた場合のマーケティングはコピーライティングよりも重要と考える理由になります。

 

ダイレクトレスポンスマーケティングの目的から考えてみる

ダイレクトレスポンスマーケティングはなぜアフィリエイトで重要か?

 

という記事でも説明しましたが、その理由の一つとして事業の永続性を図るためです。

 

アフィリエイターのような個人で行うようなビジネスでは、とにかく信用が第一です。

 

クライアントから信用を勝ち取るまでは、時間がかかります。

 

他方、信用を失うことは一瞬という事があります。

 

商品が売れることで、私は満足が必ずしも出来ません。

 

私にとって重要なのは、

  1. 購入者に満足ができる価値を提供ができたかどうか
  2. 購入者が満足を実感ができたかどうか

です。

 

売れた、売ったかどうかではありません。

 

購入者が満足を出来ない・不満を抱いた状態では、苦労して集めたお客さんを失うことになります。

 

従って、コピーライティングの技術で売れることに満足しているようでは、顧客の気持ちを無視してしまい、お客がどんどん離れていく結果になる可能性があります。

 

売れることはゴールであると同時に、お得意様になっていただくためのスタートでもあるわけです。

 

ですから、アフィリエイトはコピーライティングが全てであるという考え方は、売ることしか考えていない、その場しのぎだけの考え方に思えるわけで、私は賛同が出来ません。

 

マーケティングはコピーライティングよりも重要な理由 まとめ

以上の2つの理由

  1. それぞれの定義からの説明
  2. ダイレクトレスポンスマーケティングの目的からの説明

から、マーケティングはコピーライティングよりも重要であるという理由の説明となります。